マリファナ合法化が進む現代   

医療大麻や嗜好品のマリファナ合法化支持する要因

合法化が進む要因にあるのは、私たちにとってどれだけ有益なものなのかという点です。簡単に言えば、私たちは合法的にマリファを使うことをどれほど強く望んでいるのか。ということでしょう。これまでにマリファナを使用したことがあるかどうかに関わらず、この願望がまったくないアメリカ人も多いかもしれない。当然日本人となればマリファナ=麻薬というイメージが定着していることもありそのような願望が圧倒的に少なくなります。しかし以前と違うことは、医療大麻に関する研究データなどがインターネットの普及により公開されていることで医療大麻や嗜好品のマリファナを使いたいという願う人は多くなっている。

その願いとは裏腹にどんな理由にせよ使用したい人が熱烈な合法化活動家になるとは限らない。何故ならば、彼らはすでに、罰せられる恐れなしに望むだけマリファナを手に入れ、使用できているかもしれないからだ。(欧米の場合に限る)

現在の彼らのマリファナ使用可能度がマリファナ使用の欲求と同程度ならば、マリファナを実際に楽しんでいるにもかかわらず、マリファナ法改正への情熱は低い可能性が高い。日本の場合は、自尊心が強い民族性やタブーには触れなくないという点などから医療大麻がもたらす効果を知っていても声を上げることは他国に比べて圧倒的に少ない。

一方、医療大麻マリファナ使用を促したり奨励したりするのが目的ではないが、連邦政府の反マリファナ宣伝活動が多くのアメリカ人をマリファナから遠ざけていることは否定しようがない。日本も同じである。マリファナを悪者にするこのキャンペーンの結果、健康面からみれば、酒を飲む代わりにマリファナを使った方がよいのではないか、と立ち止まって考えてみたこともないアメリカ人が何百万人もいるのである。日本人は半分以上の割合なことが安易にわかる。

アルコールとマリファナの害と益の比較について公共啓蒙キャンペーンを展開すれば、「マリファナ使用の欲求」の数値を上げる効果があるかもしれない。これは、過去にマリファナを使用したことがある人もない人も同じだ。それに反して、従来型の改正論にもとづいてキャンペーンを展開しても、「マリファナ使用の欲求」の数値を高めることには当然ならない。

マリファナ禁止がもたらすネガティブな結果を避けたいという欲求

マリファナ法改正を支持しようという人は、現状の維持はネガティブな結果を伴うと信じていなくてはならない。従来型の改正活動家は基本的に、合法化に過半数の賛成を得ようとして、一切の注意を集中させてきた。彼らはこの問題を、人の正義感に訴えたり(「マリファナを必要とする患者が街頭で自分の薬を見つけなくてはならないのはおかしい」)、現行の法が社会に与える影響を説明したり(「マリファナ法は危険な違法市場を生み出した」「マリファナユーザーの逮捕は警察の人質資源の無駄遣いだ」)という形で提起するのである。これが、2002年と2006年にMPPがネバダ州でとった作戦だった。

こういう議論は、方程式の改正支持の数値を少しばかり上げるという意味では効果があるが、実際には、多くのアメリカ人にとって説得力のある理屈とは言えない。日本ではかえって逆の効果を生み出してしまう可能性すらある。たとえば、少量のマリファナを所持している人を追いかけるのは警察の人的資源の無駄遣いだ、と理屈では考えるアメリカ人もいるかもしれない。だがそういる人も、それが警察によるもっとも深刻な犯罪の取り締まりを阻害している、ということには懐疑的かもしれない。

同様に、マリファナの販売から得られる収益が社会に役立つと考えるアメリカ人は多いかもしれないが、マリファナの使用が今よりも普及することで起きると想像される問題に対する懸念が、合法化を支持する気持ちに水を差しかねないのである。

改正賛成の側の世論の数値を劇的に引き上げるためには、マリファナの合法管理化支持者が、マリファナ法が明らかに社会に悪影響をもたらしていることをもっともっとはっきり主張しなくてはならない。そのために我々がすべきは、気晴らしの選択肢としてアルコールよりも害の少ないマリファナを禁止することが文字どおり人々を飲酒に走らせている、ということを説明することだ。

その結果、奨励され、蔓延した飲酒によって、ドメステック・バイオレンス、性的暴行、その他の暴力が起きる可能性が増大し、過剰飲酒による死亡を含む深刻な健康被害が引き起されている。

つまり現行の法律は、我々の子どもたちにとって明らかに安全性の低い社会を持続させようとしているのである。このことによって議論は我が身のこととなる。たとえば、問題はもはや、「取り締まりの優先順位が間違っているために起きるネガティブな影響に有権者が耐えられるかどうか」ではなく、有権者が「自分の子供たちを、暴力的な行動が起きる可能性が高い社会に住まわせたいか」なのである。このメッセージは、最終的に秤をマリファナ合法化に傾ける一助となるのではないか。

改正による利益がどれくらいあると考えるか

驚くに当たらないが、マリファナ合法化の結果、何か具体的な利益があると思えば、その人が合法化を支持する可能性は高くなる。ここで利益と呼ぶのは、「マリファナ使用の欲求」という要因として数値化した「自分にとっての利益」とは異なり、社会的な利益のことである。法改正によって社会的な意味でどんな利益があると考えるかというのは、いろいろな意味で、現行政策のもつネガティブな影響のコインの裏側である。

たとえば、刑事裁判所の人的資源がマリファナ法の取り締まりでなくもっと深刻な犯罪の捜査に向けられることになれば、社会全体のためになる。同様に、麻薬カルテル暴力団の主要な収入源を絶つことで彼らの体力と活動範囲を縮小させられれば、それは社会にとって大きな益となるだろう。

だが、マリファナの合法化は、単に取締法による望ましくない影響をなくすだけではない。合法化がもたらす大きな恩恵が一つある。課税し、合法的に管理されたマリファナの市場は、何十億ドルという収益を生み、それを麻薬やアルコールに関する教育や更生治療に使うことができるのだ。この点については、「マリファナは酒よりももっと安全である」というメッセージが、従来の議論と比較して大きく有利なわけではない。どちらの戦略も棚ぼた式に入っていくる税収の魅力をほのめかしているからだ。

もう一つ、法改正による利益の可能性として注目すべきものがあるが、これはその他のものと比べて非常に主観的な見解なので、大々的に主張するにはまだ早いかもしれない。それは、マリファナの使用率が高まると、実際に社会にポジティブな影響がある、という考え方だ。

我々は「マリファナは酒よりももっと安全である」という信念を支持するし、責任感のある大人がマリファナを使用するのを恐れる理由はほとんどない、と主張する。だが仮に、マリファナはより安全な選択肢だということを浮動票投票者のほとんどが理解しているとしても、彼らが初めから、酒の代わりにマリファナを使用する人が増える可能性を「ポジティブな利益」と見る、と考えるのは無理があるだろう。

しかし長期的に見れば、いずれマリファナの使用がもっと自由で社会に受け入れられるものになった暁には、マリファナは酒に比べて穏やかで楽しい生活環境を育む傾向が強い、ということを理解する人も多いのではないかと思っている。けれどもこの理解が訪れるのはまだまだ先のことだろう。

今のところ、メッセージの強みは、有権者マリファナのいいところを褒めるよう促すことではなくて、むしろ、合法化によるネガティブな影響を誇張しようとする敵の論法を崩すことにある。

日本も同様なのである

このようなニュースはアメリカだけにスポットが当たりがちだが、日本も負債が毎年過去最高になっている状況である。私たちの子供が生まれてきたと同時に1000万円以上の借金があることを意味している。国内の負債は1000兆円を超えており、人口の減少も加速していることから1億人で約1000兆円を割ると1000万円以上。この金額が私たちの生活に重くのしかかってくるわけだ。

そう言われてもピンとこないかもしれないが、消費税が8%から10%にあがり、医療費負担も増える、年金はもらえるか分からない(恐らく貰えるだろうが、そのツケは常に若い世代の負担へと変わる)等で常に賄われることになる。私たちの生活から余裕という言葉が消えていく。。そして美しいと賞賛されている国民性もやがて破綻へと追い込まれる。

利益という合理性がもたらす結果などを考慮し、各々の国がマリファナの解放へと動いてるというの事実は変わらないのだ。つまり、国の政策としてのプロジェクトで取り組むことにより大きな利益を得られるのではないだろうか。

フィリピン以外のアジア各国は以前大麻マリファナを麻薬というジャンルに位置付けているが、徐々に軟化することが予想される。その時に日本が医療大麻を供給する立ち位置にいた場合、メイドインジャパン=品質・信頼があることから国単位でビジネスが行える。

また、過疎化した村や市など行政の管理下で厳重な取り扱い免許制度を設け、各都道府県などと連携し、第6次産業として取り組むことなどで市税・県税などの確保に大いに効果があるのではないだろうか。きっと早い将来に中国がこのビジネスを大きくコントロールすることになることは容易に想像できるのだが、日本にもチャンスがないわけではない。

医療に大麻を使用することができれば医療費は確実に安くなる。このまま高齢化社会になれば医療費の負担が大きくなることは避けられない。海外では医療大麻を解禁したことで医療費が大きく削減されている。ジョージア大学の研究によればアメリカの17州で医療大麻を代替薬として使用することで167億円の削減に繋がり、全米で解禁されれば統計で465億円もの削減ができることが公表されている。

もっと言えば、車のボディーにヘンプ素材を代用することだってできる。すでにベンツやBMWなどは数年前から車の内装材にヘンプを使用している。日本車にだって応用することは可能であるのだ。様々な視点から大麻マリファナとは何なのか、を考えていく必要性がある。

大麻を盛り上げるCBD3銘柄をご紹介!

カンナビジオール(CBD)は、麻に含まれる化学物質です。

大麻のような精神高揚効果は持たないが、不安や痛みの軽減、睡眠改善などの健康効果が認められています。

コンシューマー・レポートによると、CBDを使用した経験がある人は米国ですでに6400万人に達しているといいます。

大麻市場が拡大しCBDがメジャーになるにつれて、飲食料や化粧品を扱う企業が続々と新規参入してます。

NPOナチュラル・プロダクツ・アソシエーションは、過去3年で1500以上のCBD関連製品が発売されたと報告しています。

大麻専門のリサーチ企業であるブライトフィールド・グループは、2022年までにCBD市場が220億円に達すると予想しています。

特に以下3つのCBD企業は、飛躍の可能性を秘めていいます。

■1. GWファーマシューティカルズ

英GWファーマシューティカルズ(NASDAQ:GWPH)が生産する治療薬ナビキシモルス(商品名:サティベックス)は、CBD由来医薬品で唯一米食品医薬品局(FDA)に承認されています。同社の株価は今年83%近く急騰しています。

6月5日の終値は177.99ドル、時価総額は55億ドルとなっています。

同社の1-3月期決算は予想を上回る結果となっています。2018年6月にFDAから承認を受けたCBD由来の抗てんかん薬エピディオレックス(Epidiolex)は順調に売り上げを伸ばしています。

1-3月期売上高は3920万ドルで、前年同時期の300万ドルから12倍となっています。

同社の売上増加を支えるエピディオレックスの1-3月期売上高は3350万ドルで、1600万ドルとされていたコンセンサス予想の2倍以上となっています。

加えて、エピディオレックスを用いた、より稀な型のてんかん治療実験が順調に進んでいると報告しました。

同社は今年10-12月にFDA承認に向けて補足申請書を提出予定です。

また同社は年内にエピディオレックス販売地域を欧州で拡大すると発表しており、さらなる飛躍が期待されます。

■2. モルソン・クアーズ

米モルソン・クアーズ(NYSE:TAP)は2018年8月にCBD飲料の開発を発表し、大手飲料会社として初めてCBD市場に参入しました。

同社は「カナダ市場向けにノンアルコールの大麻飲料を開発する機会を追及する」べく、カナダ大麻企業のヘクソ(NYSE:HEXO), (TSX:HEXO)とジョイントベンチャー「トラス」を創立した。トラスへの出資額はモルソンが57.5%を占めています。

昨年10月17日にカナダで嗜好品としての大麻が世界で初めて合法されたこともあり、モルソンはカナダのCBDソフトドリンク市場のシェア獲得を狙っています。

モルソンのマーク・ハンターCEOによると、カナダのCBD飲料市場規模は約22億ドルとなっています。

一方、米国の大麻飲料市場規模は2024年までに14億ドルに達する見通しです。

CBDを含む食品を合法化するよう要請を受けながらも、米FDAは飲食料品に関してはCBD使用を未だに禁止しています。

6月5日は57.43ドルで終値を迎え、株価は今年3%上昇しています。

■3. アルタビューティー

米化粧品小売チェーン最大手のアルタビューティー(NASDAQ:ULTA)は3月中旬、CBD由来のスキンケア製品のラインナップを初めて発表しました。

同社はCBD由来のマヌカハニースキンケア「Cannuka」シリーズを揃えている。CBDが合法化されていないネブラスカ、アイダホ、サウスダコタの3州を除く地域の店舗とオンラインにて現在5種類の製品を販売しています。

同シリーズは男性、女性どちらもターゲットに据えています。

5日の終値は337.48ドルで、株価は今年38%ほど上昇している。過去最高値となった4月17日の359.69ドルまで遠くはない。CBD由来製品に消費者が注目するにつれて、株価はさらに上昇すると見られます。

ジェフェリーズのアナリストは、CBD化粧品市場が今後10年で250億ドル規模に成長し、世界のスキンケア市場の10-15%を占めると予想しています。

オススメのCBDオイル:CBDMAX(シービーディーマックス)

 

CBDオイルは機内持ち込んでも大丈夫なのか?

エンドカ社CBDオイル・ドロップスを試してみた感想!

これまで主にヘンプメッズ社のCBDオイルを試してきましたが、今度はデンマークにあるCBDオイル企業エンドカ社のCBDオイル・ドロップスを試してみました。

 

エンドカ社は高品質で安全なCBDオイル製品を提供するために、EUで殺虫剤や除草剤を使用せずに栽培されたヘンプを使用し、安全な二酸化炭素抽出法を用いてエキスを採取している優良企業です。デザインもスマートですよね。

このCBDオイルは、1ボトル10gでCBDが3%(300mg)入っています。1滴あたりのCBD(カンナビジオール)量は1mg。CBDの他にも、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の割合が 1:3という理想的な比率でブレンドされています。普段の食生活では摂りにくいカンナビノイド類やオメガ類、ビタミンやミネラルも含まれていて、CBD目当てじゃなくても栄養補給ができるのがいいですね。

こちら使用期限は2019年3月。結構長持ちしますね。

このCBDオイル・ドロップスはヘンプシード・オイルがベースになっているので、さらっとしています。1滴にCBD1gということなので、とりあえず5、6滴垂らしてみました。

英語ですが、CBDオイル・ドロップスの使い方動画を見つけたので貼っておきますね。

 


味も香りも結構、草っぽさが強い感じがします。60秒間口の中にキープしてから飲み込みますが、他のCBDオイルで感じるような喉がピリッとする感じはしないので飲みやすいです。

 

 

CBDオイル・ドロップスの感想

 

すぐに効果は感じませんが、数十分後くらいからホワーンと穏やかに効いている感じがしました。動画では食前に摂取することを勧めていますが、食前に摂取すると実際、食後わりとすぐに効果を感じられるので、特に摂取するタイミングにこだわりがない場合は食前がいいと思います。

 

効果としては、リラックス感や、体に入っている緊張がほぐれるような感覚がありました。なんとなく気分も良くなる気がします。

 

摂取方法いろいろ

 

最初はスプーンにとって摂取していましたが、慣れてからは直接、口の中に数滴垂らしてみました。が、この場合、何滴垂らしているか見えづらいので注意しましょう。私は間違えて一度、スポイト一杯分くらい垂らしてしまったので、多すぎたせいか強い眠気におそわれてしまいました。日中だと困りますが、寝る前だととても気持ちよく眠りにつけると思います!

 

CBDオイルは水には溶けにくいのですが、CBDオイル・ドロップスはさらっとしているので、ペースト状のタイプよりかは飲み物に混ぜやすいです。私はコーヒーにも入れて飲んでみました。こちらも1度多く入れすぎたら、コーヒーの味が感じられないほどCBDの味の飲み物になってしまったので(笑)、コーヒーとして楽しみたければ1〜3滴ぐらいにしておくのがいいと思います。

 

開封したら冷蔵庫で保管しなくてはならないので、持ち運びはできません。でも味も慣れれば不味くはないし、効果も穏やか&調節できるので、使いやすいCBDオイルでした〜。

アメリカ政府関係者の11%が医療大麻を使用している!?

世の中はなんとも皮肉なものだと憤りを感じた記事があるので紹介しよう。

米国の首都ワシントンDCエリアは大麻産業の巨大な市場とは言い難い。しかし、大麻の合法化の流れを考える上では非常に重要な地域だ。最新の調査によって、米国政府職員の多くも大麻を購入していることが明らかになった。

大麻の消費動向を調べるリサーチ機関CRAC(Consumer Research Around Cannabis)は、人口約500万人を擁するワシントンDCエリアの1368名を対象に調査を行った。その結果、回答者の8%が大麻を合法的販売店や薬局から購入した経験を持つと回答した。

また、政府職員の間ではこの数字は11%に達しており、調査対象者全体の比率を上回っていた。政府職員の41%は成人の嗜好用大麻の使用や医療目的使用を支持しており、大麻の合法化を支持しない率は11%だった。

大麻取締法を制定しろと迫って強行に採決したのはアメリカ合衆国である。しかし、日本側も黙ってその法律をすべて飲み込んだわけではない。当時の農林水産大臣は、日本の文化と密接な関りがある大麻を全面禁止にはできないと主張し、アメリカ側と交渉したからこそ大麻栽培免許を交付されたもののみが従事できる法律を設定することにこぎつけた。

戦後70年の時を経てアメリカも国民の意見を無視できなくっている状況下に置かれている。内容の通りアメリカ政府関係者で医療大麻の恩恵を受けている人数も日に日に増していくだろう。すでに予想と反して大麻を使用している人数が想定より上回っていることが何よりの証拠だ。

アメリカ国内、日本も含め政府関係者の中には大麻取締法を制定する意味すらないことを理解している方も多いのだろう。しかし国に雇われている以上法律に逆らえないのも事実。アメリカのように市民が立ち上がり権利を獲得する以外方法はないだろう。

当然、裕福な方はグアムやハワイなどに移住することで医療大麻を使用することは可能だろうが、一般家庭の方は訳が違う。旅費に宿泊費、それに面倒をみる親族まで生活費が必要なのだから。前途多難で病気を治す前に金銭的な問題に直面する。

日本でも国立大学病院などが医療大麻に関係する部署を設けることができないものかとなと。日本の技術と国民性があれば大麻という植物をそこまで恐れる必要性はあまり感じられない。

アメリカでは今後も医療大麻を解禁する州が増え、嗜好品する全面解禁するという時代が遅かれ早かれくるだろう。ドイツやカナダ・ウルグアイなど嗜好品大麻を解禁する国が隣国などにあり、今後の動向を見ながら徐々に解禁せざるを得ない状況になるのは間違いない。

ITに次いで巨大産業になりつつある大麻は今後世界各国で需要と供給のバランスを保ちながら継続成長が見込めるビジネスである。大麻先進国のオランダ政府・関係者は世界規模でビジネスを繰り広げることを10年前に誰が推測していただろうか。それはごく少数な層だろう。

医療大麻も日々進化しているため、10年以内には各疾患に対して完璧なマリファナ品種が確立される可能性すらある。もう植物や漢方の域を超えて正に最強の医療品の地位を確立する日もそう遠くないと感じている。

 

医療大麻認定疾患に頭痛症候群が追加される:コネチカット州

コネチカット州医療大麻プログラムには、350万人が住む州内に19,000人を超える認定患者がいます。そしてその数は今後大きく増加しそうです。

医療大麻の使用条件を満たすとみなされる新たな疾患の組み入れを監督する医師会は、全ての難治性頭痛症候群を対象とするために頭痛関連疾患を総称としてリストを再定義しました。これまでのリストには、偏頭痛および三叉神経痛患者しか承認されていませんでした。この新たな分類により、頭痛治療として医療大麻の使用を認められる患者の幅が広がります。

また神経障害顔面痛も新たに承認されました。5年の歴史を持つコネチカット州医療大麻プログラムには、724名の医療専門家が登録されています。

医療大麻プログラムを管理する消費者保護省のミッシェル・シーガル長官が、この2つの疾患を承認しました。

「これら疾患を引き起こすのはさらに別の疾患かも知れませんが、これら疾患の多くは同じ類いの影響を患者に及ぼします。ですから、病態ごとではなく包括的に見ていく方が状況に合っているかも知れません。もしかすると私たちはより広範に疾患を調べる必要があるかも知れない考え方です」

医師会のアンドリュー・L・ソルナー博士はこの意見に賛同しました。「難治性の痛みを持つ頭痛症候群は無数にあるので、それぞれを議論して最終的に認定するよりも理にかなっています。それぞれを認定する場合はおそらく20程度になるでしょう。問題は、これらの深刻な症状に苦しむ患者に対してプログラムへのアクセスを提供するために、より包括的な条件を考え出すことができるかどうかでした」

最新研究では、大麻を使用する患者において頭痛の強度や長さが軽減されたことが分かりました。

「特に神経学的タイプの痛みに関して、この傾向は続くと思います」コネチカット州ウェスト・ハートフォードの麻酔専門医ジョナサン・A・コストは言います。

アメリカのオピオイド危機

現在 アメリカでは数百万人がオピオイド系鎮痛剤やその他処方薬に依存しており、過剰摂取によって亡くなったり投獄されたりしています。一方で、医療大麻プログラムの認定疾患に頭痛や神経学的顔面痛が追加されたことからも分かるように、医療大麻に優れた鎮痛効果があることは医学的にも明らかです。医療大麻は中毒性も極めて低いので、これらの依存性が高いオピオイド系鎮痛剤の代替薬として適切といえるのではないでしょうか。

日本の鎮痛剤事情

日本ではオピオイド系鎮痛剤はがん治療、手術後・外傷後の痛みなどに対して処方されますが、厳しく制限されているので乱用の事例は多くありません。日本ではボルタレンロキソニンイブプロフェンなど、非ステロイド系鎮痛剤が一般的で、使用者も多いですよね。ただこれらの薬は、胃に大きな負担をかける、など時に重度の副作用をもたらすことがあるので、特に長期的な摂取には注意が必要です。

残念ながら日本では医療大麻が合法化されていないので、医療大麻を鎮痛剤として利用することはできませんが、強力な鎮痛効果を持ちながらも精神活性作用がない大麻成分CBD( カンナビジオール)オイルなら日本でも合法的に購入・使用できます。また副作用も口の渇きや眠気が報告されている程度で、重度な副作用はありません。慢性的な痛みを抱えているけれど処方薬や店頭販売薬の副作用が怖いという方は、CBDオイルを代替薬として試してみるといいかもしれませんね。

参考:HighTimes

 

CBDオイルの吸引方法や安全性を徹底解説 !  

CBDオイルとは

CBDは、カンナビジオールの略称で、カンナビス(大麻草)に含まれる、カンナビジオールの一つです。カンナビジオールは、カンナビス植物に含まれる生理活性のある化合物の総称です。向精神性のあるテトラヒドロカンナビノール(THC)やカンナビジオール(CBD)のほかに、カンナビゲール(CBG)、カンナビクロメン(CBC)、およびカンナビトラン(CBT)など、多数が知られており、まだ、同定されていないものも含めると、その数は100種類以上にのぼるとも言われています。

カンナビジオールの、生理活性はさまざまな症状の治療に効果があることが明らかにされており、その中でも、CBDはてんかん、癌、うつ病、不安、精神病性障害、慢性の痛み、糖尿病など多くの症状の治療に役立つ成分として注目されるようになりました。また、CBDはTHCと違い、向精神性がないため、日本をはじめとする多くの国で合法です。

CBDオイルは、カンナビス植物のうち、スカンジナビア系統などの、CBDを多く含みTHCをほとんど含まない系統から、主に超臨界二酸化炭素抽出法により抽出されます。超臨界二酸化炭素抽出法は、溶媒を使わずに非加熱で抽出できため、CBDオイルには、CBDだけでなく、オシメンやテルピノレンなどのテルペン類や、不飽和脂肪酸脂溶性ビタミンなどが含まれています。
CBDオイルの摂取方法としては、液体のオイルを口から摂取するのが最も手軽で、一般的な方法でしょう。しかし、CBDオイルの摂取方法は、液体のオイルの経口摂取以外にも、錠剤やカプセルを服用する方法、舌下で吸収する方法、スプレー、外用クリーム、座薬など、さまざまな方法があります。ここでは、CBDを吸引する方法についてまとめました。

どうやって吸引するの?ヴェポライザーとは?

電気などの熱により、専用のCBDオイルを約200℃程度まで加熱し、気化させた(蒸気にした)蒸気を吸引します。

CBDオイルを気化させるためには、ヴェポライザーという装置を用います。ヴェポライザーには、大きく分けると、携帯できて手軽に利用できるペンタイプのものと、気化の効率が良く、故障もしにくいデスクトップタイプの2種類があります。値段は、数千円から数万円くらいとさまざまですが、一般的にペンタイプの方がデスクトップタイプよりも、値段も安く手軽に試すことが出来ます。

ペンタイプのヴェポライザーは、CBDオイルを含むリキッドを入れるアトマイザーと、リキッドを加熱するためのバッテリーとから構成されています。細かい仕組みや使い方はメーカーにより異なりますが、基本的な使い方は、アトマイザーの部分にリキッドを入れて、スイッチを入れて加熱します。

加熱されて十分な蒸気が発生したら、吸入口から蒸気を吸引します。肺の毛細血管からCBDの成分を吸収するために、蒸気を吸引したら、すぐに吐き出さず、しばらくの間肺に蒸気をとどめておくと吸収の効率が良くなります。

吸引は喫煙とはどう違うの?

吸引は、成分を気化させて蒸気にしたものを吸いますが、喫煙は燃焼させて発生した煙を吸います。どちらも、成分を高温で加熱しますが、燃焼の方が加熱温度が高く、成分が酸素と結合(酸化)し、化学反応を起こして別の化合物になります。

燃焼で発生したタールや一酸化炭素などの化学物質の多くは、発がん性があるものや体にとって有害なものであることが知られています。一方、ヴェポライザーを用いた吸引の場合は、加熱された成分は、液体の状態から気体の状態に変化するだけで、化学的な変化は燃焼に比べるとはるかに少なくなります。そのため、タールなどの有害物質のリスクはほとんどありません。

電子タバコとは?

電子タバコとは、「タバコ型の吸入器によってタバコやミント、フルーツなどの味・香りをつけた水蒸気を吸引するものである。」(コトバンク、知恵蔵;と、定義されています。

したがって、CBDの吸引も広い意味では、電子タバコということになります。前述のように、吸引(電子タバコ)は喫煙に比べて、健康に対する悪影響が少ないことが知られています。

しかし、電子タバコのリキッドにはニコチンを含むものがあり、また、液体ではなく、タバコの葉を加熱して成分を気化させる場合もあり、これらに関しては、ニコチンが体に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。

CBDリキッドとは?

一般に市販されている、飲用のCBDオイルをヴェポライザーで気化して吸引することも不可能ではありません。しかし、純粋なCBDオイルは、粘度が高くべポライザーが詰まる原因となるため、ヴェポライザーでの使用はおすすめできません。また、値段も高い上に、吸引した際の味もよくありません。そのため、一般的に、ヴェポライザーにはヴェイピング専用の、CBDを含むリキッドを使用します。

CBDリキッドには、CBDを気化しやすくするためのベースオイルとして、PG(プロピレングリコール)、VG(植物性グリセリン)、PEG(ポリエチレングリコール)、ココナッツオイルなどが用いられています。

吸引は体に害はないの?

CBDは、さまざまな症状の改善に効果がありますが、ヴェポライザーに使われるリキッドに含まれる、他の成分は体に悪影響はないのでしょうか。
CBDリキッドに含まれるベースオイルのうち、代表的なプロピレングリコールと植物グリセリンの2つについて少し説明をしましょう。

プロピレングリコールは、アルコールの一種で、保湿性が高く、殺菌効果があります。そのため、シャンプーやリンス、化粧品、医薬品、食品添加物などに幅広く利用されています。動物を用いた毒性試験では、低用量では急性毒性は見られず、また発がん性がないことが示されています(日本化学物質安全・情報センター;jetoc.or.jp/safe/doc/J57-55-6.pdf)。

また、約70年にわたり、化粧品などとして日常的に用いられてきましたが、特に、健康への悪影響は報告されておらず、現時点では安全であると考えられています。

オリーブオイルやパーム油などから抽出される植物グリセリンも、目薬や、利尿薬などの医薬品や、化粧水、保湿クリームなどの化粧品などに用いられています。動物実験の結果、植物グリセリンについても、低用量では急性毒性および発がん性がないことも、確認されています(昭和化学株式会社のデータ)。

しかしながら、これらの動物実験は、加熱されていないプロピレングリコール、またはグリセリンを用いて行われているため、長期間吸引に用いた際の健康への影響を懸念する声もあります。特に品質の悪い製品の場合は、リキッドに含まれる不純物の影響も懸念されるため、CBDリキッドは、信頼できるメーカーの品質の良い製品を用いることが大切です。

吸引のメリット・デメリット?

CBDの経口摂取と比較して、吸引することの一番大きなメリットは、吸引の場合は肺の毛細血管から直接CBDを吸収するため、効果が早く表れるということでしょう。そのため、今感じている痛みを早く和らげたい、とか、不安を取り除きたいなどといった場合には、吸引が最も効果的な方法になります。

また、摂取したCBDが吸収されて利用される割合を示すバイオアベイラビリティも高いため、コストパフォーマンスも優れています。

もう一つのメリットとして、CBDオイルは独特の味がするため、人によってはその匂いのために大変飲みにくく感じる場合がありますが、そのような場合でも嫌な味を気にせずに利用できます。

一方、吸引のデメリットとしては、吸引に必要なヴェポライザーを用意しなければならないという点でしょう。また、購入後も、アトマイザー部分を定期的に掃除したり、バッテリーの充電をしたりなど、メンテナンスも必要になります。