CBDオイルの副作用はあるのか?  CBDMAX(シービーディマックス)

CBDがこれだけ注目を集めるなか、その利点についての情報を見つけるのは簡単ですが、否定的側面についてはどうでしょうか?CBDに副作用はあるのでしょうか?

過去数ヶ月にわたってCBDオイルの効果やエンドカンナビノイドシステムの調査に大きく注目してきました。しかし、CBDが人体に役立つことばかり書いてきたので、今度はその潜在的な欠点について調べたいと思います。

本記事を作成するにあたって私たちは、科学研究とCBD使用者からの事例報告を調べました。徹底的な調査から分かったことは、CBDオイルの副作用は通常深刻ではなく、またほとんどの人にとって利点の方が不快感に関する稀な報告を上回る、ということを示唆しています。

注目されるのは、大麻と呼ばれることの多い精神活性大麻ですら、政府が安全と定めるものと比較して、非常に安全とみなされることです。大麻はとても安全なので、食べ過ぎまたは喫煙しすぎにより気持ちが悪くなることはありますが、成人が大麻を致死量摂取することは基本的に不可能です。ヘンプ草から取れるCBD抽出物が、精神活性作用のある大麻株と同じように安全、またはそれ以上に安全であると信じられる理由はいくつもあります。

概して、私たちが発見したことは、どの健康補助食品でも同じように、副作用のこととなると、CBDオイルの品質や供給源が大きな違いを生むことを示しています。実際、本記事後半で取り上げますが、消費者によるCBDの不快な体験の多くは、主にCBDオイルの不純性または粗悪な品質によるものである可能性があります。

私たちが発見したことは、どの健康補助食品でも同じように、副作用のこととなると、CBDオイルの品質や供給源が大きな違いを生むことを示しています。

 

薬物戦争が大麻ヘンプ研究を妨げる


薬物戦争に関連する汚名のために、ヘンプとその親戚で精神活性的な大麻に関する自由で開かれた研究はまだ始まったばかりです。

たとえば、他では治療できない心的外傷後ストレス障害を患う退役軍人における大麻の効果を調べる最初の研究は2017年に始まりました。しかしそれは、研究に関わる研究者たちが何年もかけてお役所仕事に苦戦し、またこの重要な研究の必要性を宣伝するためにキャリアを危険にさらした結果なのです。幸いなことに、研究者たちの働きによって科学研究を阻むお役所仕事が剥ぎ取られはじめました。

ヘンプの難題に関しては、アメリカ国内の農業ヘンプの栽培・販売ならびにCBDオイルなど派生物の生産を合法化した 2014年農業法が、あらゆる形のヘンプの利点および可能性に関する研究への道を開くのを助けるでしょう。下記でCBDの副作用に関する私たちの調査から分かったことをまとめますが、今後数年にわたってこの分野に関するさらなる研究が出てくることを期待しています。

CBDオイル研究で分かっているわずかな副作用


医学研究はまだ予備段階ですが、科学者は、CBDオイルは人の飲食において安全であると仮定して多大な努力を捧げてきました。

1986年にインターナショナル・ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス誌に発表された研究は、ジストニー運動障害(筋肉けいれんおよびその他制御不可能な行動)を患う5人の患者におけるCBDの効果を調べました。研究者ポール・コンスロー、レイブン・サンディク、スチュアート・R・スナイダーは次のように述べています。「CBDオイルの副作用は穏やかで、低血圧、口の乾燥、精神運動遅延、浮遊感、鎮静などがありました」

この研究によると、CBDはジストニー患者に役立ったように見えましたが、パーキンソン病の症状(被験者のうち2人に見られた)の一部を悪化させた可能性があるようです。しかし、より最近の研究では、CBDがパーキンソン病に効果的であることが示されています。

1980年にファーマコロジー誌に発表された、8人の健康的な被験者および15人のてんかん患者が参加した研究では、1ヶ月間毎日CBDを摂取した際の副作用を調べました。研究者は「全ての患者および被験者はCBDに対する非常に良い耐容性をみせ、実験における毒性または深刻な副作用は検知されませんでした」と述べました。またCBDがてんかん患者の一部に役立ったことも分かりました。

多量のCBD摂取は毒性を引き起こさない


2006年、精神病および不安障害の治療におけるCBDの潜在的効果を研究する研究者グループが、CBDオイルの安全性に関する複数の研究を調べ、ブラジリアン・ジャーナル・オブ・メディカル・アンド・バイオロジカル・リサーチ誌に発表した論文のなかでその発見を要約しました。科学者らはCBDの安全性はまず動物実験を通じて証明されたと述べ、以下のように付け加えました。

「経口、吸引または静注経路による急性のCBD投与は、人体における大きな毒性効果を生み出しませんでした。さらに、1日あたり10mgから400mgの摂取量で、健康的な被験者に対する30日間にわたる長期的なCBDの投与は、神経学的、精神病理的、または臨床検査における大きな変化を生み出しませんでした。最後に、ハンチントン症候群を患う患者においては、1日あたりCBD700mgの投与を6週間続けましたが、毒性は発生しませんでした。したがって、動物実験の結果を確定し、存在する臨床データは、CBDは幅広い投与量で安全に投与できることを示唆しています」

2007年にファイトメディシン誌に発表された研究では、CBDおよびTHC(精神活性する大麻の主な活性成分)を含む同様の物質は抗凝血剤としての可能性を持っていることが分かりました。したがって血液凝固に問題がある血友病などの疾患を患う人は、これらの物質の利用に関して特に注意するべきです。

 

 

CBDオイルの副作用に関する事例的観点は品質が重要であることを示す


もちろん、これらの研究の多くはサンプルサイズが小さいので、各個人はどの物質にも少し異なる反応を示します。そこで私たちは、レディットやCBD製品販売サイトなどの人気オンライン・コミュニティーやフォーラムに投稿された、CBDオイル使用者の事例報告を調べました。

CBDオイルを使用する非常に敏感な少数の人々は、精神活性的大麻を少量摂取した時に似た、穏やかな気分や精神に作用する効果を感じたことを報告していましたが、これらの効果は稀なもののようです。また一部の人は、CBDオイルの摂取後、下痢を含む軽度の消化不良を報告していました。

「問題は実際CBD抽出物の純度であると示唆する人がいました」

レディットのある投稿によると、一部の人はCBDオイルの使用により頭痛になると書かれていましたが、CBDは偏頭痛の治療にも使用されることがあるので、これは少し稀な事例です。しかし、他のレディット投稿者は、実際の問題はCBD抽出物の純度であると示唆しています。

「私は最近頭痛のためにCBDを摂り始めたばかりですが、3週間摂取し続けたら頭痛が悪化しました。最終的に私が使っていたCBDオイルが安い粗悪品であることが分かりました、しかもそういった製品は大量にあります」ペルクインという名前の投稿者が昨年このように書いていました。

CBDの場合、純度と調達源が重要である

ペルクインは正しかったのです。残念ながら、信頼できないブランドの低品質なCBDオイルは数多く存在します。CBDオイル市場はまだ初期段階にあり、消費者が代償の大きい試行錯誤無しに自ら学ぶことは困難である可能性があります。ミニストリー・オブ・ヘンプが11月にCBDオイルの純度と安全性を調査した結果、私たちは多くの潜在的な問題を見つけました。

CBDオイルは不十分に統制された市場で、ほとんどの製品は海外から輸入されています。ヘンプは、鉛や水銀を含む土壌の化学物質を吸収するので、栽培環境が大きな違いを生む可能性があります。CBD製品のラベルもまた一貫性が無く不明瞭で、消費者が購入している物を知る際に混乱を生じさせます。

グリーン・ロータスの創設者で大麻業界専門家のカルロス・フリアスにインタビューした際、フリアスはCBDオイルを購入する時の3つのアドバイスをくれました。

・必ず第三者の研究所結果を求めること
・製品のラベルに細心の注意を払うこと
・知識が豊富な専門家に意見を求めることに躊躇しないこと

CBDは安全ですが、購入&使用の前にリサーチすること

概して科学者や研究者は、ほとんどの人においてCBDオイルの使用は安全で、深刻な副作用も稀であると考えていることが分かりました。

人はそれぞれ独自の生体の化学反応を持ちますが、大半の人は不快な副作用を全く感じること無くCBDオイルを摂取することができ、残りのわずかな人は腹痛や口の乾きなどわずかな症状を感じやすいようです。科学者は確認の取れる供給源から得るピュアな抽出物を使用しているので、一部の使用者による頭痛やその他小規模な副作用の報告は、粗悪なCBD製品の不純物によるものであるかもしれません。

いつものように、購入する製品をよく調べ、またCBDオイルの最適な、または最も安全な使用方法に関して疑問がある場合は、医療専門家に相談するべきでしょう。